分岐が割り当てに及ぼす影響

IXIASOFT Dynamic Release Management (DRM) では、オブジェクトを分岐すると、元のインスタンスへのユーザーの割り当てが変更されることがあります。

注: オブジェクトを分岐したユーザーは、新しいインスタンスに自動的に割り当てられません。ユーザーが元のオブジェクトに既に割り当てられていない限り、そのユーザーが新しいインスタンスに割り当てられることはありません。

コンテキスト マップのないオブジェクトの割り当て

コンテキスト マップがないオブジェクトを分岐しても、割り当ては変更されません。元のオブジェクトの割り当てが新しいインスタンスにコピーされます。元のオブジェクトに割り当てられていたユーザーは、自動的に新しいインスタンスと元のインスタンスに割り当てられます。

注: 画像やditavalのように、コンテキスト マップを設定することができないオブジェクトの場合、割り当ては常にコピーされます。

たとえば、Emma はコンテキスト マップなしでトピック B に割り当てられ、Mia は別の割り当ての一部としてコンテキスト マップ 1 のトピック B に割り当てられています。Emma はコンテキスト マップ 1 が存在するブランチのトピック B を分岐します。Emma は、トピック B の新しいインスタンスと、トピック B の元のインスタンスに割り当てられます。Mia はコンテキスト マップ 1 のトピック B の新しいインスタンスにのみ割り当てられます。

コンテキスト マップがあるオブジェクトの割り当て

コンテキスト マップがあるオブジェクトを分岐した後、割り当てが変更されることがあります。ユーザーがオブジェクトを分岐すると、以下のことが発生します。

  • 新しいインスタンスが作成されたコンテキスト マップと同じコンテキスト マップで、ユーザーがオブジェクトに割り当てられていた場合、ユーザーの割り当ては新しいインスタンスに切り替わります。ユーザーは、オブジェクトの元のインスタンスに割り当てられなくなります。
  • 新しいインスタンスが作成されたコンテキスト マップとは異なるコンテキスト マップで、ユーザーがオブジェクトに割り当てられていた場合、ユーザーはオブジェクトの元のインスタンスに割り当てられたままになります。

たとえば、Martin はコンテキスト マップ 1 のトピック A に割り当てられ、Arata はコンテキスト マップ 2 の トピック A に割り当てられています。Martin はコンテキスト マップ 2 が存在するブランチの トピック A を分岐します。Arata はコンテキスト マップ 2 のトピック A の新しいインスタンスに割り当てられます。Martin はコンテキスト マップ 1 のトピック A の元のインスタンスに割り当てられたままです。